水蛭(スイテツ)
人間や動物の血を吸う不気味な生き物「ヒル」。漢方名は「水蛭」といいます。この地上に450以上もの種類が存在するといわれています。漢方に用いられるものは3種類で、その中で吸血性の「医蛭」という種類のみが、抗凝血の有効成分「ヒルディン Hirudin」を持っています。人類は3000年以上もの昔から水蛭を病気の治療に用いてきました。そして、その医療の歴史が世界の様々な場所で確認されているのです。エジプトでは、ピラミッドの内壁に水蛭で病気を治している様子が描かれています。日本でも、一昔前まで、ヒルを肩に吸いつかせて肩こりを治療したり、打撲などによる内出血で暗紫色になった部分をヒルに吸わせていました。漢方の本場、中国では2000年以上前に書かれた薬物専門書「神農本草経」に、水蛭を薬に使用したという記述が残されています。
主な作用
- 血圧・血流の改善
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