大蒜(オオビル)
別名:
- ニンニク
中央アジア原産。ユリ科ネギ属に属している多年生草の香味野菜。
にんにくは鱗茎(りんけい)の部分が食用とされており、4~10数個の鱗片(りんぺん)からなります。
品種は、寒地系と暖地系に分けられ、いずれも保存性があり、1年中出回ります。
紀元前の古代エジプト時代、王たちがピラミッドの建設に従事した労働者にニンニクを食べさせ、重労働に耐えられる活力をつけさせたという記録が残っています。エジプトで汎用されたニンニクは、その後、地中海沿岸から古代ギリシャ、ローマに伝わりヨーロッパ全土に広がっていったといわれています。
東洋へは、エジプトからアラブ諸国、さらにインドへと伝わり、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」にも効能の記載があります。
中国では紀元前140年頃、漢の武帝の時代に伝わったといわれています。紀元前500年頃著された神農本草経にも大蒜(おおびる)として記載があります。1596年、明代の医師である李時珍が著した本草網目にも薬効についての記載があります。
中国、朝鮮半島を経て日本へ伝えられ、古事記や日本書紀にも記述が残っています。また戦後には香辛料として頻繁に利用されるようになりました。
主な作用
- 疲労回復
- 生活習慣病の改善
- 消化促進
- 鎮痛
- 解熱
- 滋養強壮
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